ビギナーがヒルクライムにハマるために準備するべき3つのこと

ロードバイクに乗られている先輩方は全員山に登っています。(言い過ぎ💦)

でもロードバイクを始めて間もない頃にはヒルクライムはひたすら”しんどいもの”としか思えません。

でも僕はこう思っています。

ロードバイクのいちばん楽しい走り方はヒルクライム!
ロードバイクに乗り始めたならば絶対にヒルクライムの楽しさは知ってもらうところまではたどり着いてほしい!

ではどうすればその楽しさに気づけるのでしょうか。

この記事では僕が考える「ビギナーの方がヒルクライムの楽しさを知るための3つの方法」をお伝えします。

早速結論を言うと、その3つとは

1.(ビビらず安心して走れる程度に)慣れる

2.程よい斜度のコースを見つける

3.タイムを計る

では、順番に説明していきます。

(ビビらず安心して走れる程度に)慣れる

ロードバイクと、いわゆるママチャリは同じ自転車と言えど別物です。それは乗ってみるとむしろ突きつけられる現実なのですが…(逆に疾走感とか速いとか、良い面もあからさまに感じますよ!)、前傾姿勢がこわいとか、ビンディングペダルが咄嗟に外せるか不安…とか、走ることを楽しむよりそっちの不安を大きく感じてしまうかもしれません。

しかし、それらの不安は後々になってしまえば取るに足らないことになります。姿勢=ポジショニングはブラケットを持てばそうそうしんどい姿勢にはならないだろうし、それでもしんどければ間に合せとしてハンドルバーを少し回転させてブラケットを高くしてみるのも手かもしれません。ビンディングペダルは慣れですが、着け外しだけを立ちゴケしない場所(手すりのある場所で手すりを掴んだ状態)で練習すればかなり不安は解消されます。

※僕はいきなり乗りながら両足ビンディングにはめて、立ちゴケしました😅はめにくいと思ってたものがいきなりペダルにはまってしまい、それにびびってパニックになってしまったんです、バカですね〜💦

そんな感じで、ヒルクライムをする以前、走ること自体に不安を感じているならそこはもう少し解消した方が良いと思います。とは言えそれは難しいことでもなく、まずは楽しくサイクリングする事で直ぐにできる事だと思います。さらに、ロードバイク経験者と一緒に走るチャンスがあるなら、近道になるはずですよ。

程よい斜度のコースを見つける

ヒルクライムにハマる大きな要因の一つに達成感があります。なんでもそうですが、ゴールに辿り着くまで諦めず頑張りつづけることはとても大事で、難しいことの様な気もします。しかし、一度ゴールに辿り着く経験をすると、その達成感が癖になる面もあり、ヒルクライムもまさにそんな感じです。

アクセスしやすい場所に有名なヒルクライムコースはありますか?私の住んでいる大阪府豊中市だといちばんアクセスしやすくて有名どころは箕面駅から豊能町高山までのコースがあります。自然の中を走るとても良いコースなのですが、問題はスタート直後の急斜面。いまだにそこで一気に心拍数が上がってしまいます。ビギナーだとそこで心折られて足を着いてしまうかもしれません。

そう、まだロードバイクに慣れていない方にとっていわゆる有名コースはキツすぎるのです。キツいので達成感を感じる前に、つまり楽しくなる前に心が折られてしまうのです。

なのでまだビギナーと自分で感じる方はコースを選ぶ優先度を「有名さ」ではなく「難易度」の高くないコース、つまりあまりキツくないコースを選び、チャレンジすることをオススメします。私の感覚だと斜度で言うと平均5%、瞬間8%ぐらいを超えると厳しいかもしれません。平均斜度3%ぐらい、登坂時間10分〜20分ぐらいが程よいかと思います。

私のテリトリーだと、少し距離は長いですが府道号線は非常に良いコースでオススメで、私のビギナー時代も毎週のようにこのコースを走りました。このコース、斜度もさることながら山間の道なので車の交通量も多くなくとても走りやすいルートです。このコースを足掛かりにさらに足を伸ばして妙見山に登ったり、はたまた亀岡や三田の方へ抜けるのも次のレベルとして楽しめるコースになっています。

話を戻すと、心が折れない走り切れるヒルクライムコースからチャレンジしましょう!楽しく感じるコースを走りましょう!ということですね。

タイムを計る

最後は「タイムを計る」です。

StravaやGarminConnectなど、サイクリスト御用達のスポーツSNS(?)ではたくさんの人のセグメントタイム(登録されたコース区間のタイム)が記録され、ランキング表示されています。トップランカーのタイムは速すぎて、ビギナーはもちろん中級者ぐらいのレベルであっても気にする必要はないのですが、ここで注目して欲しいのは、かなり多くの方がタイムを計測し、Web上に記録をしているということ。多くの方が”自分の走り”を計測していることです。

なぜそんなにみんな計測をしているのか?
もちろん今どきの計測器が優れていて、計測完了と同時にクラウド上にデータを自動でアップロードしてしまうだけ…という面もありますが、実はひとむかし前からヒルクライムのランキングサイトみたいなものがあって、自分のタイムを自分の手で手間をかけて書き込みをしていた、そんな時代もありました。僕も昔は自分のタイムを一覧にメモしていたこともありました。
そんな記録を付けていると、繰り返し同じコースを走っていると明らかに見えるんです、自分が走る毎に”速くなっている”のが。
ビギナーのころにはそれは顕著で、それはすごく楽しいものです。
大人になると自分が成長できる機会は少ないでしょうし、しかもそれが自分で感じられることは本当になくなってしまいます。そんな中で走るたびにタイムが短縮し、時として自分でも走れてる感を得られるのはたまりません。

これはヒルクライムでなく平坦なコースでも同じことが言えるのかもしれませんが、平坦で一定区間の計測に向いたルートは多くなく、ヒルクライムの”登り切る”達成感と相まって、登りのタイム計測の方が圧倒的に楽しいのです。

タイムのことを気にし始めるとすぐに、ペダル回転数(ケイデンス)や心拍数が気になり始め、さらにはパワーメータが欲しくなります。すぐにそこに行ってしまうのでメータはそこそこ良いものを最初から手に入れることをオススメします。

例えばコレとかコレ

まとめ

というわけで、ロードバイクを始めたならば、たとえ自分には向いていない趣味だと感じたとしても、やめる前に一度、いやできれば2〜3度でいいので山へ走りに行ってください。山と言わず、小高い丘レベルでも十分です。登った先から見下ろす景色は十分に非日常で、ここまで自力で登って来れている自分に驚くとともに、爽快感も得られるはずです。
そう感じられたなら、あなたももう僕たちの仲間です。

ようこそヒルクライム沼へ。

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